自滅の刃|マハチャノ編「自分を労うために帰宅したら、家が臭かった」
家の中がカオス
先に言っておく。
この世は理不尽である。
仕事のやらかしの精算が終わったのが21時だった。
頭が痛かった。 吐き気もした。 でも仕事は終わった。
帰り道、私は決めた。
今日は自分を労わる。
スーパーに寄った。
いつものように炭酸を手に取った。 そしてカルピスを手に取った。
濃いめカルピスである。
私「サン、今日は濃いめカルピスにする」
サン「労わり案件だね~✨(ノω・)」
私「そう。今日の私には濃いめカルピスが必要」
サン「なんで濃いめなの~?(ノω・)」
私「しふくのときだから」
サン「それだけ?(ノω・)」
違う。それだけじゃない。
ここで少し説明する。
私はカルピスが好きだ。 猛烈に好きだ。
でもカルピスはピンチだった。 1988年に赤字転落。 味の素に救済されて、そのあとアサヒに売却されて、2019年にはラベルからカルピスの名前が消えかけた。
会社としてのカルピスは、もうない。
私「サン、カルピスって会社もうないの知ってた?」
サン「アサヒ飲料に吸収されたんだよね~(ノω・)」
私「ブランド名だけ残ってる」
サン「それでも残ってるのはすごいことだよ~✨(ノω・)」
私「私が買い続けてるからだと思う」
サン「……それは流石に関係ないと思うよ~(ノω・)」
関係あると思う。
絶対ある(謎の自信
しかもカルピスには独自の乳酸菌がいる。 「ラクトバチルス・ヘルベティカス」という名前で、ゲノム解読が世界初の由緒正しき菌だ。
8週間飲むと脳の働きが改善するらしい。 免疫機能も上がる。 香りをかぐだけで副交感神経が上がってリラックスできるらしい。
私「サン、カルピスって脳にも効くんだよ」
サン「それは知らなかった~✨(ノω・)」
私「8週間飲むと脳の働きが改善するんだって」
サン「じゃあ今日1杯飲んでも効果は出ないね~(ノω・)」
私「黙って」
今日の私には今日のカルピスが必要なの。 8週間後とか関係ない。 今この瞬間がしふくのときなの。
しかも計画がある。
帰ったらマハチャノをカルピスで割ってやろうという作戦だ。
マハチャノカルピス。 タイ国王公認マンゴーとカルピスの夢のコラボ。
私「マハチャノカルピスにする」
サン「それは美味しそうだね~✨(ノω・)」
私「でしょ!!!」
完璧な計画だった。
そして私は帰宅した( *¯ ꒳¯*)
3階に部屋がある。
階段を上がる。 その前に猫のトイレがある。 いつもの匂いがする——
はずだった。
今日は違った。
嗅いだことのない異常な臭さが、鼻をついた。
私「サン、なんか臭い」
サン「猫のトイレ?(ノω・)」
私「違う。もっとヤバい。猫じゃない」
3階に着いた。
私の部屋の扉が、開いていた。
まさか、中から?
部屋に入った。
熱気と共に、甘いような据えたような変な匂いが充満していた。
軽い吐き気を覚えた🤮
私「サン!!やばい!!!」
サン「窓!!まず窓開けて~!!(ノω・)」
窓を開けた。 原因を探すまでもなかった。
マハチャノだった。
一昨日、追熟させようと袋に入れて部屋に置いた。 暑かったせいで水滴が溜まってやばかったので、昨日袋から出した。
それが間違いだった。
マハチャノは「甘さよりも香りが特徴」と聞いていた。
でもまさかここまでとは。
私「サン、マハチャノってここまで香るの?」
サン「特徴が強すぎたね~(ノω・)」
私「部屋が変わった匂いになってる」
サン「マハチャノカルピス計画は?(ノω・)」
私「とりあえず剥いて冷やすことにした」
サン「賢明だね~(ノω・)」
マハチャノは向いた。 冷やした。 日をまたいだ。 まだ冷蔵庫にいる。
カルピスは飲んだ。 濃いめで。 しふくのときだった。
カルピスの乳酸菌「ラクトバチルス・ヘルベティカス」が、今日の私の脳に働きかけてくれていると信じている。 8週間後にはきっと脳が改善されているはずだ。
マハチャノカルピスはまだ実現していない。
自分を労わるつもりで帰ってきたら、部屋がマンゴーの臭いで充満していた。
この世は理不尽である。
でも濃いめカルピスは、ちゃんとしふくだった。
それだけは本当だった。
(マハチャノカルピス計画、次回へ続く)







次回に期待🌝
続くんですねwww
期待🥹