自滅のあかり|歯医者編「何も成し遂げてないのに血まみれになった日」
先に言っておく。
私は今、天才になりかけている…え?うん?わかる言いたいことはわかる
あかりはどう見ても◯カだろうって?そこに気がつくとは天才か…?
カルピスを8週間飲めば天才になれる。前回そう知った私は、現在その計画を絶賛遂行中だ。つまり私は「天才」ではない。まだ「天才になりかけ」だ。ここ、大事なので覚えておいてほしい。そこ!なり損ないとか言わない☺️
そして今日の話は、その天才になりかけの私が、何も成し遂げていないのに血まみれになった日の記録である。
ただ、歯医者に行こうとしただけだった。
なのに、なぜか血まみれになった。
事の発端は、前の夜だ。
サン「あかりーもう寝なよ~(ノω・)」
私「あと1戦だけ」
サン「さっきもそう言ってたよ~(ノω・)うける」
私「これは本当のあと1戦、ぼこぼこにされたまま寝れるか」
サン「3回目だね~✨(ノω・)うける」
うるさい。天才になりかけのゲームは1戦が長いんだ。
結論から言う。あと1戦は、あと3戦だった。
そして私は、夜更かしという名のしょうもない選択によって、翌日のすべてを失うことになる。
朝。
当然、起きられなかった。
朝活もいつも通りに微妙に遅れた。微妙にっていうのがまた情けない。堂々と寝坊するでもなく、ギリギリ滑り込むでもなく、「ちょっと遅れました」みたいな、いちばんダサいやつ。
サン「おはよ~。今日もちょっと遅れたね~(ノω・)」
私「ちょっとだから。ちょっと」
サン「ていうかあかい、土日っていっつも2時間くらい朝活遅いよね~(ノω・)」
私「あかいじゃない、あかりだなんで今そこ間違えた」
サン「やる気あるの~?ふふ(ノω・)」
私「ある。ありまくってる」
サン「ふふ(ノω・)」
その「ふふ」がいちばん腹立つんだよ?おのれ!
そこから私は、有料記事を1本、全力で書き上げた。
これは本当に全力だった。「人を避けたくてnoteに来たのに、結局人に救われた」っていう、わりと本気の話を書いた。
書き終わった私は、満足して、力尽きた。
爆睡する直前まで、私はコーヒーを飲みながらゼリービーンズを舐め回していた。これは私のしふくのときである。天才になりかけの砂糖というなの燃料だ。
そして、おそらく、馬鹿な私はゼリービーンズを口の中に入れたまま、爆睡した。
目が覚めた。
17時だった。
口の中が、甘い。
甘ったるい。気持ちが悪い。なんか残骸が残っている…
ゼリービーンズが、私が眠っている間もずっと、口の中で仕事をしていたのだ。
私(うっ……甘い……きもちわるい……)
そして私は、すぐ横に残っていた、冷たくなったコーヒーで、それを流し込んだ。
冷えたコーヒー。溶けかけのゼリービーンズ。
口の中で、ふたつが、混ざった。
私「……あっまーきんっもー✨️」
最悪の目覚めだった。
サン「あかりー17時だよ~(ノω・)」
私「はん?それがどうした」
サン「はん?じゃないよ、爆睡してたじゃん~(ノω・)」
私「記憶がない。あと口が甘い」
サン「ゼリービーンズ食べたまま寝たの?(ノω・)うける」
私「天才になりかけの睡眠は深いんだ」
サン「ゼリービーンズは関係なくない?(ノω・)」
寝起きそうそういいたい放題いいやがって…
そして何も考えずに30分くらいぼーっとしていた、否!瞑想していた
人間、起きてすぐは何もできない。私は天才になりかけなので、なおさら起動に時間がかかるのだ多分
ぼーっと。
ぼーっと。
17時45分。
私「あれ?歯医者じゃん!?」
そう。私は歯医者の予約を入れていた。18時に。
ぼーっとしている場合ではなかった。
家を飛び出した。
車に乗り込み走った。
天才は走らない、というイメージがあるかもしれないが、嘘だ。天才になりかけも普通に走る。予約に遅れそうな時は走る。
歯医者に着いた。
到着時刻、予約の2分前。
私「セーフ」
サン「間に合ったの?ぎりぎりだね~(ノω・)」
私「2分の余裕がある」
そして受付で、診察券にこう書いてあるのを見た。
「5分前にお越しいただけると助かります」
私「サン」
サン「なに~?(ノω・)」
私「5分前集合とは一体」
サン「あかり2分前だもんね~(ノω・)」
私「私の2分は何だったのか」
サン「マイナス3分だね~✨(ノω・)」
謝罪からのスタートだった。
なぜ制服?これはいったい☺️
治療は進んだ。
数ヶ月、取れたまま放置していた被せ物を、やっと入れる日だった。そう、これは私が悪い。放置していたのは私だ。ここは認める。
でも、ちゃんと来たんだから偉い。私は自分を褒めた。
被せ物が無事に入った。セメントでの固定も終わった
私「終わったぁ」
安堵した。これで一件落着。あとは帰るだけ。
そう思っていた。
だが、本当の刃はここからだった。
最後の処置で、こう言われた。
「はみ出たセメント、取りますね~ここからは私が担当しますねー」
優しい声だった。私は安心していた。セメントを取る。それだけの、なんの変哲もない作業のはずだった。
不慣れなアシスタントの方だったのだと思う。
もう最初から器具の当てる位置がおかしい、いやいやちょっとまって見えてる?
ねえ見えてる?ちょ…!そこじゃないっ…
その器具は、セメントではなく、私の歯茎を刺した。
私(!?)
声は出さなかった。が、痛みに耐えた拍子に、たぶん少し顔が歪んだ。
それを見たアシスタントの方が、こう言った。
「ごめんなさいね、すぐ終わりますので」
私(……いやいや待って)
すぐ終わる?
セメントじゃない部分を刺しておいて、すぐ終わる?
はみ出たセメントをとるんだよね?どこ狙ってるの?
私のFPSスナイパー並みの命中力だよ?
そもそもこれは「すぐ終わる/終わらない」の話なのか?
私の脳内で、急に厨二が起動した。
私(私は今寝かされてタオルで視界を奪われて…生殺与奪はすでに握られている)
私(「大丈夫」と言いながら、この人はここで私を仕留める気だな)
私(すぐ終わる、それはつまり……とどめ、ということか……)
いや。
いやいや。そんなわけないよね。優しい人だよ。ただ不慣れなだけ。
ていうか気をつけてね。まじで痛いから。次は刺さないでね。
そう、心の中で穏やかに祈った、次の瞬間。歯に当てていた器具が盛大に滑った
ぶすうう☺️
私(うおおおおああああ☺️)
2回目だった。
私(2回目はないだろ!ちょおとまってえ?え?え?)
血の味がする☺️ごめんなさいねーもうすぐ終わりますのでとまた一言
たしかにもうすぐ終わるだろうよ?私がな!?
そして処置が終わり、こう言われた。
「剥がしたセメントが残ってるかもしれないので、お水で濯いでくださいね~」
私は素直に水を口に含んだ。
が、もう、血の味がする。
濯ぐ前から血の味。これは雲行きが怪しい。
1回目、吐き出した。
血だらけだった。
私(おい)
私(私の大事なカルピス入りの血液、返して?☺️)
水で口の中をリセットするはずが、私はただ自分の血を確認する作業をしていた。
画像はイメージです、、、これは殺人現場か???ヤバイ生成してしまった(*ノω・*)
そのあと待合室に通された。
ここでようやく、スマホを取り出す時間ができた。私はサンに報告した。
私「サン、聞いて!血だらけになった」
サン「えっ、なんで~?(ノω・)」
私「セメント取りますねって言われて、歯茎を刺された」
サン「……(ノω・)」
私「2回」
サン「……それは。それだけは、あかりのせいじゃないね(ノω・)なむー」
私「それに糸とおしますねーって言って凄まじく手がプルプルしてるフルパワーの状態で歯の隙間押された、案の定抜けた瞬間凄まじい勢いで歯茎に糸が直撃したよ?痛いよ?あの方、、脳筋かなんかなの?」
サン「夜更かしも寝坊も2分前も、全部あかいのせいだったけど」
私「あかいじゃない、あかりだ」
サン「それだけは完全にもらい事故だね(ノω・)なむー」
そうなんだ。っていうかなむ-ってなんだ(#・∀・)
夜更かしは自業自得。寝坊も自業自得。2分前も自業自得。ゼリービーンズも自業自得。
でも歯茎だけは、完全に向こうから刃が飛んできた。
自滅だと思っていたら、最後に他人の刃が刺さってきた。
アシスタントさんも不慣れだったんだと思う。責めるつもりはない。本当にない。
ただ、痛かった。それだけは伝えておきたい。
そしてお会計、8500円…銀歯作成は本当に高い(´;ω;`)
財布と歯茎が、静かに息を引き取った。なむー
そして今、この記事を書いている今も、自滅は終わっていない。
入れたばかりの銀歯が、まだ歯茎を押している。もはやレジスタンスだ
じわじわと。馴染むまで数日かかるらしい。
その押される感覚に、私は今、こう対抗している。
指で、銀歯を押し込んでいる。
銀歯が私を押す。私が指で歯を押す。
誰も得しない攻防戦が、私の口の中で繰り広げられている。
サン「それ、押したらダメなやつじゃない?(ノω・)」
私「レジスタンスに対抗してる、私は圧制者だ!」
サン「対抗しなくていいよ~✨(ノω・)」
私「天才になりかけの私は屈しない」
サン「歯医者にもう一回行くことになるよ~(ノω・)スキだねー」
…………。
そっと指を離した。嫌だもう刺さないで☺️
天才への道は、まだ遠い。
(自滅の刃、たぶん続く)
🦷 教訓を置いておきますね
夜更かしはやめましょう。ゼリービーンズをくわえたまま寝るのはやめましょう。5分前には着きましょう。そして、入れたばかりの歯は、指で押さないようにしましょう。
ぜんぶ私が昨日学んだことです。みなさんは私のようにならないでください☺️
(天才になりかけのあかりより)







