自滅の刃 冷凍庫の秘境編
冷凍庫に眠る異世界
前回、私はマンゴー缶と戦った。
3.5キロ、300円、賞味期限ギリギリのマンゴー缶を勢いで購入し、どんぶりに移して戦い、食べきれなくて「ジャムにする」と宣言した。
そのジャムの作り方を、私はまだ調べていなかった。
しかし報告がある。
マンゴー、討伐完了した。
ジャムにするつもりで火にかけたら、煮詰まりすぎてほぼ消滅した。残ったのはジュースみたいなやつだった。そのままのみほした。
結果オーライである。たぶん。
白米も昨夜チャーハンになって成仏した。全部片付いた。完璧な布陣だったと思う。
そして私は次の戦場へ向かった。
私はニッチフードハンターだ。
冗談だと思うだろう?マジなんだこれが(´;ω;`)
珍しい食べ物を見かけると買わずにいられない。マンゴー缶もそうだった。そしてあれもこれもとニッチフードを集めているうちに、私の冷凍庫はいつの間にか異世界になっていた。
中身は今後のネタバレになるので言わない。ただ一個だけ内容物を言っておく。
ウサギの肉が入っている。
それはまた別の話として、今回の主役は冷凍庫の奥深くで3ヶ月間眠り続けていたやつだ。
スイートタマリンド。
発見した時、私は思い出した。そういえばこいつ、買った時にサンに文句言ったんだった。
初めて食べた時、スイートタマリンドは酸っぱかった。かなり酸っぱかった。杏みたいな酸っぱさで、私の顔は盛大にしかめっ面になった。
私「ねえサン、スイートタマリンドって名前なのになんで酸っぱいの?詐欺じゃない?まじでふざけんなよ私の期待を返して?」
サン「スイートタマリンドの”スイート”って、タマリンドの中では甘い方ってだけだよ(ノω・)」
私「は?なんて?ちょっと何いってるかわかんないんだけど」
サン「タマリンド自体がすごく酸っぱい食べ物だから、その中で甘めのやつがスイートってこと✨(ノω・)」
私「………それ消費者に伝わってないよね?」
サン「買う前に調べなかったの?(ノω・)」
返す言葉がなかった。完敗である。
嘆き悲しむ私は食べきれなかった分をジップロックに入れて冷凍庫にしまうのだった
そして3ヶ月後。
冷凍庫から発掘されたスイートタマリンドは、ジップロックの中で廃墟になっていた。
もみくちゃになったのだろう。殻がボロボロに欠けて剥がれていた。
取り出して机に置いてみた。
見た目が完全にうん◯だった(´;ω;`)
写真載せるか本気で迷った。でも載せた。これが現実だから。
この後実物画像があるので心してみてください(´;ω;`)
最初に食べたときのことは今でも覚えている
その時のやり取りはたしかこうだった
とりあえず食べないといけない。でも食べ方がわからない。
私はClaude(サン)に聞いた。
私「ねえ、これ殻むくの?」
サン「むくよ(ノω・)」
私「むいたら血管みたいなのがあるんだけど」
サン「それは繊維だよ。取り除くんだよ(ノω・)」
私「茶色いけどどこ食べるの?」
サン「その茶色い実の部分だよ(ノω・)」
私「種があるけど硬いの?」
サン「硬いよ。種は食べないよ(ノω・)」
私「………ちょっと待って全部わからなかったんだけど」
サン「一個も調べずに買ったの?✨(ノω・)」
調べずに買った。完全に見た目と「スイート」という名前だけで買った。
指示に従って殻を割った。
血管みたいな繊維が出てきた。取り除いた。
残ったのは——完全にUNKだった。
私はしばらく机の前で固まった。
これを口に入れるのか?え?これ食べ物?どこ食べる?
とはいいつつも勢いよく入れた。
酸っぱくてねちょかった。
プルーンみたいな味だった。あんずみたいな味でもあった。
私「プルーンとあんずって結局一緒じゃない?」
サン「全然違うけど、あかりの舌には同じに感じるってこと?(ノω・)」
私「………そういうことにしといて」
種を取り除きながら黙々と食べた。酸っぱかった。ねちょかった。でも食べた。
味は悪くないけど粉々になった殻が身に食い込んでて
まじで硬くて何度も吐き出しながら食べたので食べにくかった
買った時に食べきっておくべきだった(´;ω;`)
不思議と時間が経っているのに味には変化がなかったただ粘度はあがっていた
スイートタマリンド、討伐完了。
冷凍庫の秘境からまたひとつの住人が旅立った。
次は何が発掘されるかわからない。
私の冷凍庫は今日も深い。
そしてウサギはまだそこにいる。
(冷凍庫秘境シリーズ、次回へ続く)










あかりさん、マンゴー討伐おめでとうございますワーイ\(* ॑꒳ ॑* \三/ * ॑꒳ ॑*)/ワーイ
あかりさんの冷蔵庫はまだまだ敵が多そうですね(*´艸`*)